はじめてのBlenderアドオン開発 (Blender 2.7版)

Last Update: 2019.4.2

5-1. キーボードによるオブジェクト変形

本節では、キーボードのキー入力に応じて選択されているオブジェクトを並進移動・拡大縮小・回転するアドオンを紹介します。アドオンの機能自体は、3-2節3-10節 で説明したサンプルをベースに作りましたが、様々な処理を追加したために完全に異なるアドオンになっています。

アドオンのソースコード

本節で紹介するアドオンは、はじめに の『本書で紹介するサンプルのソースコードについて』に記載したサンプルアドオンのダウンロード先から、ダウンロードできます。 chapter_05/sample_5_1.py を探してダウンロードしてください。

関連する箇所

本節のサンプルに使われているAPIについて説明している箇所は、次の通りです。 細かいところも含めると他の箇所も関係していますが、ここでは特に関連が深い箇所に絞って記載します。

アドオンの仕様

キー 処理
[T] + [X] + [→] X軸正方向に平行移動
[T] + [X] + [←] X軸負方向に平行移動
[T] + [Y] + [→] Y軸正方向に平行移動
[T] + [Y] + [←] Y軸負方向に平行移動
[T] + [Z] + [→] Z軸正方向に平行移動
[T] + [Z] + [←] Z軸負方向に平行移動
[S] + [X] + [→] X軸方向に拡大
[S] + [X] + [←] X軸方向に縮小
[S] + [Y] + [→] Y軸方向に拡大
[S] + [Y] + [←] Y軸方向に縮小
[S] + [Z] + [→] Z軸方向に拡大
[S] + [Z] + [←] Z軸方向に縮小
[R] + [X] + [→] X軸周りの正方向に回転
[R] + [X] + [←] X軸周りの負方向に回転
[R] + [Y] + [→] Y軸周りの正方向に回転
[R] + [Y] + [←] Y軸周りの負方向に回転
[R] + [Z] + [→] Z軸周りの正方向に回転
[R] + [Z] + [←] Z軸周りの負方向に回転

アドオンの機能を使用する

次の手順に従って、アドオンの動作を確認します。

1 ユーザー・プリファンレンスのアドオンの設定から、特殊オブジェクト編集モード時の処理に割り当てるキーを変更します。
2 [3Dビュー] エリアのプロパティパネルの項目 [特殊オブジェクト編集モード] に配置されている、[開始] ボタンをクリックします。
3 手順1で割り当てたキーを押し、特殊オブジェクト編集モード中にキーに割り当てた処理が実行されることを確認します。
4 [3Dビュー] エリアのプロパティパネルの項目 [特殊オブジェクト編集モード] から、各処理の移動量・拡大率・縮小率・回転量を指定することができます。
5 [Q] キー押すか、プロパティパネルの項目 [特殊オブジェクト編集モード] に配置されている [終了] ボタンを押すと、特殊オブジェクト編集モードを終了します。